【人事必見】健康経営で使える“睡眠改善プログラム”の導入手順と成功の鍵

健康経営を掲げたはいいものの、、、

「社員が参加してくれない」
「やっても成果が見えない」
「結局、毎年同じ施策を繰り返している」

そんな悩みを持つ人事・健康経営担当者の声を、私たちは現場で数えきれないほど聞いてきました。

 

実はその多くの原因は、“施策の設計”と“納得感づくり”にあります。

どんなに良いプログラムでも、社員に届かず、経営層に響かず、数値化されなければ継続にはつながりません。

 

Lifreeがこれまで180社・15万人以上の従業員を支援してきた中で、
成果を上げた企業には共通の導入ステップがありました。



本記事では、睡眠改善を健康経営に取り入れるための5つのステップと、
成功する企業に共通する“鍵”をお伝えします。

 

 

睡眠と健康経営の関係

経済産業省が推進する健康経営優良法人認定企業は、この5年で約2倍に増加。

多くの企業が「健康=経営資本」として取り組む中で、最も費用対効果が高い施策として注目されているのが「睡眠」です。

 

その理由はシンプル。

睡眠は「誰もが毎日行う行動」であり、我慢も根性もいらない健康施策だからです。

 

運動や食事改善は、健康意識の高い社員ほど実践しますが、意識の低い層にはなかなか届きません。
一方で睡眠は、全ての社員が日常的に行う“共通行動”であり、参加のハードルが圧倒的に低い。
だからこそ、健康経営の「土台」となる施策として多くの企業が導入を始めています。

 

さらに、経産省のデータによると、睡眠改善による生産性向上の金額効果は年間32.8万円/人
食事や運動を上回り、10倍以上の効果を示す結果も出ています。
メンタルケア・離職防止・集中力向上といった複合効果をもたらす、まさに「投資対効果の高い健康施策」なのです。

 

プログラム導入の5ステップ

STEP1:現状の可視化

まずは“見える化”から始めます。
「うちの社員は眠れているのか?」「どの部署が一番リスクが高いのか?」を把握することがスタート地点です。

Lifreeでは、不眠や睡眠不足、メンタル状態などを用いた睡眠状態テストを実施。
その結果をもとに、課題に対して施策を設計していきます。

この可視化が、経営層を動かす第一歩になりました。

 

 

STEP2:管理職への理解促進

次に重要なのが、マネジメント層の意識改革です。

多くの企業では、「睡眠=個人の生活習慣」と捉える上司が依然として多く、ここを変えなければ現場に浸透しません。

Lifreeの導入企業では、まず管理職向けに睡眠と生産性の関係をデータで学ぶ研修を実施。

「短眠=努力」という旧来の価値観を否定せず、“質を高める睡眠こそがリーダーのセルフマネジメント”であることを伝えます。

実際、マネジメント層が自ら睡眠を改善することで、部下のエンゲージメントが29%向上したという結果も。

上から変わることで、チーム全体の行動変化が早まります。

 

 

STEP3:全社員セミナーの実施

次は全社員への理解促進です。

Lifreeでは「オンライン×対面ハイブリッド形式」でセミナーを実施し、ピアラーニング(互いに学び合う形式)を導入。

社員同士が自分の睡眠習慣を振り返り、気づきを共有することで、当事者意識と納得感が生まれます。

結果、平均参加率80%超・アンケート回答率90%

「眠り方を見直したら朝の集中力が変わった」「上司も一緒に受講してくれたのが嬉しかった」など、前向きな声が多く寄せられています。

 

 

STEP4:睡眠改善プログラム導入(3〜6ヶ月)

セミナーで意識を変えた後は、行動変容を支援します。

Lifreeのプログラムは3〜6ヶ月の実践型サポート

オンラインで週1回のセルフチェックやアドバイスを受けながら、社員一人ひとりの習慣を改善します。

この継続サポートが、「やって終わり」の研修との最大の違いです。

実績として、平均行動変容率90%・メンタル数値36.5%改善・不眠スコア50.6%改善

短期間でも「よく眠れるようになった」「翌日の疲労が軽くなった」という社員が続出しています。

 

 

STEP5:効果測定・経営報告

最後に欠かせないのが“成果の可視化”。

プログラム終了後には再サーベイを実施し、改善データをレポート化。

これを経営層へ提示することで、投資対効果(ROI)を数値で報告します。

例えば、ある企業では次のような結果が出ています。

指標導入前導入後改善率
不眠スコア6.23.1▲50.0%
抑うつスコア8.55.2▲38.8%
eNPS-18+7+25pt
プレゼンティーイズム損失年178万円年45万円▲74.7%

このような数値をもとに、人的資本開示や健康経営優良法人申請のエビデンスとして活用する企業が増えています。

 

 

成功の鍵と失敗パターン

成功企業に共通する3つの鍵

  1. ポジティブな呼びかけをすること

     例:「眠りで集中力アップ」「朝のパフォーマンスを変える」など、前向きな訴求で参加意欲を高める。

  2. 管理職からモデル化すること

     上司が取り組む姿勢を見せることで、社員の安心感と信頼感が生まれる。

  3. “測って終わり”にしないこと

     データの取得だけでなく、改善まで一貫して支援する。

     Lifreeでは「サーベイ→セミナー→改善→効果測定」の4ステップを1サイクルとして実装しています。

 

よくある失敗パターン

実際、ある企業では初回導入時に「健康意識の低い層が参加しなかった」という課題がありました。

しかし2回目以降、「睡眠×仕事の集中力」というテーマに変えたことで参加率が2倍に増加。

テーマ設定ひとつで成果が大きく変わるのです。

 

 

Lifree導入事例

事例①:営業職A社

営業職20名にパイロット導入。

3ヶ月後、不眠スコアが半減し、半年後には売上157%増を実現。

社員アンケートでは「上司の表情が明るくなった」「話しかけやすくなった」との声も。

事例②:コンサルティング企業B社

eNPS(従業員エンゲージメント指標)が−20から+5へ改善。

オンライン中心の企業でも「チームの雰囲気が変わった」「社員同士の関係が深まった」と評価されました。

事例③:地方自治体C機関

職員の不眠スコアが平均6.0→3.2に改善。

メンタル相談件数が25%減少し「睡眠の日」を定期開催。

公共機関でも成果を出す例が増えています。

 

 

まとめ|ROIの見える健康投資へ

健康経営の成功を分けるのは、“従業員の納得感”と“経営の継続意識”です。

睡眠改善は、両者をつなぐ最適な施策。

なぜなら、

「健康経営は続けることが難しい」と感じている企業こそ、最初の一歩に“睡眠”を選んでください。
Lifreeでは、データと体験を両立させたプログラム設計で、参加率80%超・行動変容率90%を実現しています。

今日から始められる、最もROIの高い健康投資。

社員の“眠り”を整えることが、企業の“未来”を整えることです。

 

睡眠に困ったときは専門家に相談を

「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。

Lifree株式会社では、ビジネスパーソン向けに
パフォーマンスを最大化するための睡眠改善プログラムを提供しています。

睡眠の質を高め、日中の生産性を向上させる具体的な方法を知りたい方は
ぜひLifree株式会社までお問い合わせください。

 

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