
「睡眠に良い飲み物ってありますか?」
これは、私たちLifreeが企業の睡眠改善プログラムを提供する際
必ずといっていいほど頂く質問です。
最近はヤクルト1000をはじめ、「睡眠の質が上がる」とうたう飲料が急増し、
SNSでも話題になりました。
しかし、正しい知識を持たずに飲み始めて、
「全然寝れなかった」「効果がわからない」と感じる人も実は多いです。
結論から言うと、
飲み物は“睡眠改善のサポート”にはなるが、
飲み物だけで睡眠が劇的に変わるわけではありません。
一方で、飲むタイミング・目的・選び方を知ると、
睡眠の質向上が底上げされます!
この記事では、
180社・延べ10万人以上の睡眠データを見てきた睡眠専門家の立場から、
・睡眠に良い飲み物は本当にあるのか
・ヤクルト1000はなぜ睡眠に良いと言われるのか
・効く人/効かない人の違い
・今日からできる、現実的な取り入れ方
を、誇張せず・でも分かりやすく解説します。
まず大前提として、睡眠の質は飲み物1つで決まるものではありません。
睡眠を左右する要因は、主に次のようなものです。
・自律神経の切り替え
・体温リズム(深部体温)
・光刺激(スマホ・照明)
・ホルモン分泌(メラトニン)
・血糖値の安定
・ストレスレベル
飲み物が影響できるのは、この中のごく一部です。
それでも「飲み物で睡眠が良くなる」という印象が広がりやすい理由は、
・手軽で分かりやすい
・行動を変えなくて済む
・成功体験が語られやすい
という背景があります。
ただ、私たちが企業で行っている睡眠サーベイを見る限り、
飲み物“だけ”で睡眠が改善したケースはほぼありません。
一方で、
「飲み物 × 夜の過ごし方」をセットで変えた人は、
・入眠時間の短縮
・夜間覚醒の減少
・朝のスッキリ感
が明確に改善しています。
飲み物は「きっかけ」であり、魔法ではない。
ここを理解しているかどうかで、結果が大きく変わります。
なぜヤクルト1000が人気になった理由
ヤクルト1000が注目された最大の理由は、
「睡眠の質向上」「ストレス緩和」について、
機能性表示食品として認められた点にあります。
つまり、
「睡眠に良いと“言っている”飲み物」ではなく、
「科学的エビデンスをもとに表示が許可された飲料」
だったことが、ブームの火付け役になりました。
ヤクルト1000の作用は“即効性”ではない
ここで非常に重要なポイントがあります。
ヤクルト1000は、
飲んだらすぐ眠くなる飲み物ではありません。
作用の中心は、
・ストレス反応の緩和
・自律神経の過剰な興奮を抑える
という“間接的な睡眠サポート”です。
睡眠ホルモン(メラトニン)を直接増やすわけではないため、
「飲んだ瞬間に眠れる」というタイプの飲料ではありません。
効きやすい人・効きにくい人の違い
▶︎ヤクルト1000が合いやすい人
・ストレスが多い
・中途覚醒が多い
・眠りが浅いと感じている
・自律神経が乱れやすい
・妊娠中・産後・更年期などホルモン変動がある
こうしたタイプの方には、“眠りの安定感”が出やすい傾向があります。
▶︎効きにくい人
・寝る直前までスマホ
・夕方以降もカフェイン摂取
・夜に血糖値が乱れる食事
・寝酒習慣がある
この場合、飲み物以前に生活リズムが睡眠を妨げています。
私たちの現場感覚では、
睡眠の8割は「夜の過ごし方」で決まると言っても過言ではありません。
ヤクルト1000はいつ飲むのがベスト?
おすすめのタイミングは、
・夕食後〜就寝2時間前
・リラックスタイムの一環として
朝に飲んでも腸内環境目的ならOKですが、
「睡眠目的」なら夜が無難です。
重要なのは継続であり、1本で劇的な変化を期待しすぎないことです。
ヤクルト1000以外の「睡眠に良い飲み物」は?
GABA配合飲料
・軽いリラックス効果
・ストレス緩和の補助
→ 劇的変化はないが“きっかけ”としては有効
タートチェリージュース
・メラトニンが微量含有
・海外で研究例あり
→ 日本製品は濃度が低く、効果は穏やか
ナイトミルク系
・安心感は高い
・即効性は弱め
→ 習慣化向き
結論として、
どれも「飲めば眠れる」ものではなく、生活改善の補助役です。
1. 白湯(最強で最安)
・内臓が温まる
・体温リズムが整う
・自律神経が落ち着く
飲みすぎると夜間覚醒の原因になるため、コップ1杯程度が目安。
2. カモミールティー
・鎮静作用が示唆
・不安感が強い人向け
・就寝60〜90分前がベスト
3. ルイボスティー
・ノンカフェイン
・妊娠・授乳期にも安心
・夜勤者にも推奨されやすい
4. 甘酒(夜はNG)
発酵食品で腸活には最適。
しかし夜に飲むと
・血糖値が急上昇
・夜間覚醒が増える
ので 朝〜午後がおすすめです。
・16時以降のカフェイン
・寝酒
・寝る直前の大量の水分
・夜の甘い飲み物
特に「寝酒」は、入眠は早くなるが深い睡眠が減るため、
翌日の眠気・集中力低下につながります。
理想的な1日の飲み方
朝・白湯 → 体内時計スタート
昼・カフェインは14時まで
夜・ノンカフェイン・ぬるめ
・就寝60〜90分前までに
①朝は白湯から始める
②コーヒーは14時まで
③夜は温かく、刺激の少ない飲み物
④寝る直前の水分は控えめ
⑤甘い飲み物は夜に避ける
⑥寝酒を“睡眠薬”にしない
⑦ヤクルト1000は生活改善とセットで使う
・飲み物だけで睡眠は変わらない
・正しく使えば“底上げ”にはなる
・重要なのは「何を飲むか」より「どう過ごすか」
睡眠は、積み重ねで変わります。
まずは今夜の1杯を、睡眠の味方にするところから始めてみてください。
「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。
Lifree株式会社では、ビジネスパーソン向けに
パフォーマンスを最大化するための睡眠改善プログラムを提供しています。
睡眠の質を高め、日中の生産性を向上させる具体的な方法を知りたい方は
ぜひLifree株式会社までお問い合わせください。