
こんにちは。
睡眠改善の専門家、Lifree株式会社の高橋です。
突然ですが、こんなことはありませんか?
・布団に入った瞬間、記憶がなくなる
・気づいたら朝で、「いつ寝たか分からない」
・ソファで座ったまま“落ちる”ように眠ってしまう
・「寝つきはいいから、睡眠は大丈夫」と思っている
最近SNSなどでも
「寝落ち=気絶」「気絶睡眠」という言葉を見かけるようになりました。
冗談っぽく使われていますが、
実はこの状態、決して健康的な睡眠とは言えません。
この記事では、
・寝落ち気絶とは何か
・睡眠との決定的な違い
・なぜ「すぐ寝られる人」ほど要注意なのか
・放置するとどうなるのか
・今すぐできる改善の工夫
を、科学的視点とLifreeの現場経験をもとに詳しく解説します。
「意識がなくなる」という点では、
気絶と睡眠は似ているように思えます。
しかし、脳の中で起きていることはまったく別物です。
気絶(失神)とは何か
気絶とは、脳への血流や酸素供給が一時的に低下し、
意識が急に遮断される状態です。
特徴は、
・突然・強制的
・自律神経が乱れたまま
・回復プロセスがない
例えるなら、パソコンの「強制シャットダウン」。
一時的には止まりますが、
内部の修復や整理は行われません。
原因としては、
・極度の疲労
・強いストレス
・慢性的な睡眠不足
・脱水・低血糖
などが挙げられます。
睡眠とは何か
一方、睡眠は
脳が自ら「回復モード」に切り替わる、能動的なプロセスです。
・ノンレム睡眠(深い眠り)
・レム睡眠(浅い眠り)
を90〜120分周期で繰り返し、
・脳の老廃物除去
・ホルモン分泌
・自律神経の調整
が行われます。
つまり睡眠とは、
「ただ意識を失うこと」ではなく「回復のための作業時間」なのです。
Lifreeが企業や個人向けに行ってきた睡眠サーベイでは、
約2割の人が「気絶に近い入眠」をしている傾向が見られます。
本人の認識はほぼ共通しています。
・「寝つきがいい」
・「布団に入るとすぐ寝る」
・「不眠とは無縁」
しかし実際には、
・日中の強い眠気
・集中力の低下
・朝のだるさ
を同時に抱えているケースがほとんどです。
一般的に「寝つきが良い」は良いことだと思われがちです。
確かに、10〜20分で自然に眠りに入れる状態は理想的です。
しかし、
・1〜2分で意識がなくなる
・布団に入った記憶がない
このレベルになると話は別です。
これは脳が、「もう限界。これ以上起きていられない」と判断し、
回復準備を飛ばして強制終了している状態と考えられます。
①最初の90分が壊れる
睡眠で最も重要なのは、
入眠後90分に訪れる深いノンレム睡眠です。
この時間帯に、
・脳の老廃物(グリンパティックシステム)
・成長ホルモン分泌
・記憶と感情の整理
が行われます。
しかし、気絶的に眠ると
・交感神経が高いまま
・心拍・体温が下がりきらない
ため、深いノンレム睡眠に入りづらい状態になります。
結果、
・寝たのに疲れが取れない
・夢が多い
・夜中に目が覚める
といった現象が起こります。
②自律神経が切り替わらない
本来、眠りに入る前には、
・心拍数が下がる
・呼吸が深くなる
・筋緊張が抜ける
といった「減速」が起きます。
しかし寝落ち気絶では、
減速せずにいきなり停止してしまう。
これが、
・朝から疲れている
・寝起きが悪い
・常に緊張感が抜けない
原因になります。
短期的には「寝られている」ように感じますが、
中長期的には以下の影響が出やすくなります。
・日中の集中力・判断力低下
・ミスや物忘れの増加
・イライラ・感情の起伏
・メンタル不調
・免疫力・代謝の低下
睡眠不足や質の低下が続く人は、
うつ症状リスクが約40%高まるという報告もあります。
Lifreeが支援してきた中で、
寝落ち気絶タイプの人には共通点があります。
① 日中カフェインで無理やり覚醒
・コーヒー
・エナジードリンク
・強い刺激
で眠気を押し切っている。
② 夜までスマホ・仕事モード
・寝る直前まで画面を見る
・頭がフル回転のまま布団へ
③ 「寝る=力尽きる時間」になっている
・リラックス時間がない
・オンとオフの境目がない
これでは、気絶的な入眠になるのは当然とも言えます。
ステップ① 就寝前30分の「減速タイム」を作る
いきなり寝ようとしないことが重要です。
・照明を落とす
・スマホを置く
・音楽・読書・呼吸
脳に「これから休むよ」と合図を出します。
ステップ② 起きる時間を固定する
睡眠は「夜」ではなく「朝」から作られます。
・休日も±1時間以内
・朝日を浴びる
これだけで、夜の眠りが自然になります。
ステップ③ 体温リズムを使う
・就寝90分前の入浴
・ぬるめ(38〜40℃)
体温が下がるタイミングで、自然な眠気が訪れます。
あるIT企業では、
「すぐ寝られる=優秀」という文化がありました。
しかし睡眠改善プログラムを導入後、
・不眠スコア:50%以上改善
・抑うつスコア:36%改善
・業務効率:20%以上向上
「倒れるように寝る」から「回復するために眠る」へ意識が変わりました。
・すぐ寝られる=健康、ではない
・寝落ち気絶は回復を伴わない
・本当の睡眠は「減速」から始まる
眠りは、頑張った自分を立て直す時間です。
「寝落ち=よくやった」ではなく、
「整えて眠る」ことを、今日から意識してみてください。
Lifreeは、眠りを“気絶”から“回復”へ変える支援を続けています。
もしこの記事を読んで
「自分も当てはまるかも」と感じたら、それは改善のチャンスです。
「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。
Lifree株式会社では、ビジネスパーソン向けに
パフォーマンスを最大化するための睡眠改善プログラムを提供しています。
睡眠の質を高め、日中の生産性を向上させる具体的な方法を知りたい方は
ぜひLifree株式会社までお問い合わせください。