健康経営のメリット7選!デメリットや企業・従業員双方への効果を解説

「健康経営」という言葉を耳にする機会が増えました。

しかし実際には、
・本当に生産性は上がるのか?
・コストに見合う効果はあるのか?
・認定取得だけで終わらないのか?

と疑問を持つ経営者・人事担当者も多いはずです。

本記事では、180社以上の支援実績と11,029名の調査データをもとに、

健康経営のメリットと注意点を、現場視点で解説します。

健康経営とは?近年、重視される理由

健康経営とは?

健康経営とは、従業員の健康を「コスト」ではなく「投資」と捉え、
企業価値向上につなげる経営手法です。

経済産業省は、従業員の健康増進に戦略的に取り組むことで、
生産性向上や組織活性化を図る取り組みと定義しています。

従来の「福利厚生」との大きな違いは、
人的資本への投資として位置づけられている点です。

 

近年重視されるようになった理由

背景には次のような社会構造の変化があります。

・少子高齢化による人材不足
・人的資本開示の義務化
・メンタル不調・休職者の増加
・プレゼンティーズム損失の顕在化

特に注目されているのが「プレゼンティーズム」です!
これは、出勤しているが健康問題により
生産性が低下している状態。

私たちLifreeが実施した働く男女11,029名の調査では、
・不眠リスク者は抑うつリスク約3.3倍
・40代男性の不眠率が高い
・20代女性の抑うつ傾向が顕著

という結果が出ています。

これは単なる個人の問題ではありません。
組織パフォーマンスの構造的リスクなのです!

健康経営銘柄と健康経営優良法人認定制度とは?

健康経営に取り組む企業を評価する制度として、
・健康経営銘柄(上場企業向け)
・健康経営優良法人(大規模法人部門/中小規模法人部門)

があります。

認定取得には、
✔ 採用広報での活用
✔ 金融機関からの評価向上
✔ 入札・補助金審査での加点
などの実務メリットがあります。

ただし重要なのは、
認定取得がゴールではないということです。

健康経営の企業側のメリット

①生産性の向上

Lifreeの支援現場では、
・不眠数値平均50.6%改善
・メンタル数値平均36.5%改善
・eNPS向上
・営業売上157%向上事例

などの結果が出ています。

特に睡眠改善は、
年間約32万円/人規模の生産性改善効果が試算される分野です。
健康経営の中でも、費用対効果が非常に高い領域と言えますね!

さらに企業の営業利益との関係にも注目です。


画像引用元:経済産業省『第8回 健康投資ワーキンググループ 参考資料2滋賀医科大学矢野教授提出資料

とくに健康に直結することとして、
喫煙や睡眠による休養、運動習慣などが営業利益と関連しているといえます。

 

②メンタル不調の予防・早期発見

不眠はメンタル不調の入口です。
睡眠不調が続くことで抑うつリスクが高まることが、
私たちの調査でも確認されています。
(不眠リスク者は抑うつリスク約3.3倍)

つまり、休職が発生する前に気づける指標が睡眠なのです。
これは経営リスクの早期回避につながります。

 

③健康意識が低い層まで巻き込める

健康施策の多くは、「健康意識が高い人しか参加しない」
という逆選択問題を抱えています。

しかし睡眠は、
・誰もが毎日行っている
・我慢や強い意志を必要としない
・今日から改善できる

という特性があります。
だからこそ、本来支援すべき層に届きやすい施策なのです。

 

④管理職リスクの低減

睡眠不足のリーダーは、

・チーム関係性悪化
・非倫理的行動の増加
・判断力低下

と関連する研究もあります。

睡眠改善は、単なる健康施策ではなく
ガバナンス強化施策でもあります。

 

⑤効果を数値化できる

健康施策が継続しない最大の理由は「数字が取れない」こと。
Lifreeでは、
・睡眠数値
・メンタル数値
・エンゲージメント
・プレゼンティーズム損失

まで可視化します。
数値化できない施策は、3年続きません。

 

⑥採用力・ブランド力向上

健康経営優良法人認定は、
・採用ページでの訴求
・IR資料への掲載
・ESG対応

にも活用できます。
若手人材ほど「企業の姿勢」を重視する時代です。

 

⑦離職リスクの軽減

離職リスクを軽減できることです。

従業員の心身が健康な状態に保たれることで、
病気やメンタルヘルス不調によって離職するリスクを軽減できると考えられます。

実際に、従業員の健康維持・増進に積極的に取り組んでいる
健康経営の実施度が高い企業は、一般的な企業と比べて離職率が
低い傾向にあることが分かっています。


画像引用元:経済産業省『健康経営の推進について

 

⑧認定取得+循環型組織づくり

私たちは企業の健康経営を「5つのステージ」で捉えています。
・準備期
・開始期
・従業員との循環期
・成果期
・周りとの循環期

認定取得はあくまで通過点。
目指すべきは、会社と従業員が循環する組織です!

 

健康経営の従業員側のメリット

①不調を早期に“自覚”できる

睡眠は最も早い体調サイン。
いきなり「あなたは高ストレスです」と言われるのではなく、

自然に自分の変化に気づけます。

②頑張らなくても実践できる健康習慣

運動や食事制限と違い、
「増やす」のではなく今行なっている睡眠を「整える」。
だからこそ、継続率が高いのです。

さらに、お金をほぼかけずに疲労が取れて
日中の活力や集中力についながります。

 

③家族やプライベートにも好影響

睡眠改善は家庭にも波及します。
仕事のためだけの健康ではなく、
人生全体の質向上につながります。

④ 職場の人間関係・心理的安全性の向上

睡眠改善は、
・イライラ減少
・コミュニケーション改善
・衝突減少

につながります。
心理的安全性の土台になります。

 

⑤「会社に守られている」という信頼感の醸成

調査だけで終わらず改善まで設計することで、
従業員は「会社は本気だ」と感じます。

これはエンゲージメント向上、離職率低下に直結します。

 

 

健康経営のデメリット・注意点(現場から見えたリアル)

①認定取得が目的化するリスク

制度だけが先行すると、従業員のココロは冷めます。
本質は“取得”ではなく“機能”です。


②“やりっぱなし施策”という最大の無駄

動画視聴 → 終了。
セミナー実施→終了。

これが最もコストの高いパターンで
課題を抱えた担当者からも多く相談があります。

 

③健康意識が高い人だけ参加する問題

本来支援すべき層は個人ではなかなか健康管理をしていない層。
この層に届かなければ意味がありません。

悩みの多くは健康意識がそもそも高い層が
さらに会社の健康関連も参加するという流れ。

 

④経営層と従業員の温度差

世代間の価値観の違いや健康に対する意識や価値観の違い
また健康=プライベートでもあることを
理解せずに進めると、反発が生まれます。


⑤数字が取れない施策は継続できない

健康投資は、社員の喜びだけではなく経営判断の対象です。
ROIや改善が見えなければ続きません。


まとめ|健康経営のメリット

健康経営の本質は、制度でも認定でもなく、
循環する組織づくりです。

私たちはこれまでの現場で、
・生産性向上
・メンタル不調予防
・エンゲージメント改善

の循環を見てきました。

健康経営を「取得する」企業から、健康経営を「機能させる」企業へ。

その第一歩として、ぜひ自社の現在地を見つめ直してみてください。

 

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