夢をみるのはなぜ?脳は眠っている間も仕事をしている

こんにちは。
睡眠改善の専門家、Lifreeの高橋です。

・夢の中で仕事のアイデアが浮かび、朝ひらめいた
・追いかけられる夢を見て、起きた瞬間から疲れている
・毎晩のように夢を見て「脳は休んでいるの?」と不安になる
・寝る前に考えていた課題の答えが、夢や翌朝に浮かぶことがある

 

睡眠に関心が高いビジネスパーソンほど、
「夢=脳の状態を映すものでは?」
と感じたことがあるのではないでしょうか。

結論から言うと、
夢は脳の異常でも無駄な現象でもなく、極めて“合理的な脳の働き”です。

 

この記事では、
・夢を見るのはなぜか
・夢を見ているとき、脳では何が起きているのか
・仕事に役立つ夢/疲れる夢の違い
・寝る前に考えたことが夢やアイデアになる理由
・見たい夢を見ることは可能なのか

を、脳科学と睡眠研究の視点から分かりやすく解説します。

 

 

そもそも「夢」とは何か?

夢とは、
睡眠中に脳内で起こる映像・感情・思考体験の総体です。

重要なのは、
夢は「意識がオフのときのランダム現象」ではなく、
特定の睡眠段階で、特定の脳活動が起きた結果だという点です。

 

夢と深く関係する「REM睡眠」

夢は主に、
REM睡眠(レム睡眠:Rapid Eye Movement)中に多く見られます。

REM睡眠の特徴は、
・眼球が素早く動く
・身体は脱力している
・脳は起きているときに近い活動量

つまり体は眠っているが、脳はかなり働いている状態
なのです。

このとき、脳の中では
記憶・感情・創造性に関わるネットワークが活性化しています。

 

 

夢を見るとき、脳では何が起きているのか

① 記憶の再生と再編集

睡眠中、脳はその日に得た情報や過去の記憶を整理します。
・必要な情報 → 長期記憶へ
・不要な情報 → 削除
・似た記憶同士 → 統合・再構成

この過程で、
・昔の出来事
・最近の会話
・感情の強かった体験

バラバラに再生・結合され、
物語のように体験されるものが「夢」です。

夢のストーリーが突飛なのは、
論理を司る前頭前野の活動が低下しているため。

だからこそ、
現実では結びつかない発想が自然に生まれます。

 

② 感情の処理とストレス調整

REM睡眠中は、
・扁桃体(感情・恐怖)
・海馬(記憶)
が活発に働きます。

一方で、
ストレスを抑制する前頭前野はブレーキが弱まります。
その結果、
・不安
・緊張
・恐怖

が夢の中で“象徴的”に表現されやすくなります。

→ 追いかけられる夢
→ 落ちる夢
→ 失敗する夢

これらは、
現実で処理しきれていないストレスの再生であることが多いのです。

 

 

なぜ夢を見るのか?主な4つの理由

① 記憶を定着させるため

夢を見る睡眠(特にREM睡眠)は、
・学習内容
・経験
・スキル

を脳に定着させる役割があります。
語学・プレゼン・判断力など、
ビジネススキルと睡眠の関係が深いのはこのためです。

 

② 感情を“安全に”処理するため

夢の中では、
・現実より強い感情
・失敗や恐怖

を疑似体験できます。
これは感情のリハーサルとも言われています。
夢で感情を処理することで、
日中のメンタルバランスが保たれます。

 

③ 創造性・問題解決を高めるため

有名な話として、
・化学構造の発見
・音楽のメロディ
・数学の定理

が夢から生まれた例があります。
これは、REM睡眠中は「常識」「制約」「評価」が外れるため。

ビジネスパーソンにとって、
夢は、脳が最も自由にアイデアを組み替える時間とも言えます。

 

④ 脳のメンテナンスの一部

夢を見る睡眠は、
・神経回路の調整
・脳内老廃物の除去

とも関係しています。
夢を多く見る=悪い、ではなく、
脳がちゃんと働いているサインでもあります。

 

夢で疲れるのはなぜ?|「良い夢」と「消耗する夢」の違い

朝から疲れる夢の特徴
・追いかけられる
・落ちる
・試験や仕事で失敗する
・何度も目が覚める

これは、
・ストレス過多
・自律神経が乱れている
・睡眠が浅い

状態で起こりやすいです。
脳が回復よりも処理に追われている状態とも言えます。

 

スッキリする夢の特徴
・ストーリーが断片的
・起きたとき感情が軽い
・夢の内容をあまり覚えていない

これは、
・ノンレム睡眠とREM睡眠のバランスが良い
・自律神経が整っている

状態に多く見られます。

【あの天才の不思議な睡眠、多相睡眠のヒミツ】

 

 

寝る前に考えたことが、夢やアイデアになる理由

「寝る前に課題を考えると、朝ひらめく」これは偶然ではありません。

 

睡眠は“無意識の会議室”
寝る前に考えたテーマは、
・海馬にタグ付け
・睡眠中に優先処理

されやすくなります。

特にREM睡眠では、
・関連記憶を横断的に結合
・新しい視点を生成

するため、
→夢
→ 起床直後のひらめき
として表出します。

 

 

見たい夢を見ることはできるのか?

完全にコントロールはできませんが、
確率を上げる方法はあります。

① 寝る前にテーマを一つ決める
「明日の企画について考える」など、一文でOK。

② 情報を詰め込みすぎない
考えすぎると覚醒して逆効果。

③ 睡眠の質を整える
REM睡眠が安定しないと夢も安定しません。

 

 

まとめ|夢は「脳のノイズ」ではなく「高度な仕事」

・夢を見るのは、脳が情報と感情を整理しているから
・夢は創造性・問題解決と深く関係する
・疲れる夢は、ストレスや睡眠の質低下のサイン
・寝る前の思考は、夢やひらめきに影響する

夢は不思議なものですが、
決してスピリチュアルだけの話ではありません。

夢は、あなたの脳が真剣に働いている証拠です。
もし夢に疲れを感じるなら、
それは「もっと休み方を変えていい」というサインかもしれません。

Lifreeは、脳・睡眠をひとつの連続した回復プロセスとして支援しています。
今夜の夢が、あなたの明日の思考を軽くしてくれますように。

 

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