「足が冷えてなかなか寝つけない」「布団に入っても手足が冷たいまま…」
そんな夜を過ごしていませんか?
冷えは単なる体質ではなく、自律神経と血流、体温リズムの乱れが関係しています。
特に女性や更年期の方、ストレスが多いビジネスパーソンは、夜の冷えが原因で眠りが浅くなるケースも。
この記事では、寝る時の冷え性対策を「睡眠×体温リズム」の専門的視点から解説します。
今日からできる5つの整え方で、ぽかぽか眠れる体をつくりましょう。
実は、体が冷たいから眠れないのではなく、「体温をうまく下げられない」ことが原因です。
人の体は「深部体温(体の中)」が下がると眠気が起こるようにできています。
そのため、就寝前は“熱を外へ逃がす”準備を始めますが、血流が悪いと熱の逃げ道がふさがれてしまい、結果的に「手足が冷たい」「眠りが浅い」状態になるのです。
また、以下のような要因も夜の冷えを悪化させます:
冷房・暖房の温度差による自律神経の乱れ
ストレスや緊張による末梢血管の収縮
運動不足・筋肉量の低下(熱を生み出しにくい)
過度なダイエットや鉄・たんぱく質不足
つまり、冷え性対策は「温める」だけでなく、血流と自律神経を整えることがカギです。
② 快眠と冷えの関係
Lifreeの睡眠コーチングでも、冷えを訴える方の多くが「寝つきの悪さ」「夜中の覚醒」「朝のだるさ」を同時に抱えています。
冷えがあると、睡眠中に十分に深部体温が下がらず、回復の質が落ちるのです。
また、**女性ホルモンの変動(特にエストロゲン低下)**も末梢血流を悪化させ、手足の冷えや睡眠トラブルを引き起こします。
更年期やプレ更年期の方は、「ホットフラッシュ」と「冷え」が交互に出ることも珍しくありません。
③ 寝る時の冷え性対策5選
ぬるめ(38〜40℃)のお湯に15分。
肩までゆっくり浸かることで血流が促進され、手足の温度が上がります。
入浴後90分かけて深部体温が自然に下がるときに眠気がピークに。
→ 寝つきがスムーズになります。
💡 POINT: 熱すぎるお湯は交感神経を刺激して逆効果です。
冷えた布団はそれだけで体を緊張させます。
寝る15〜30分前に湯たんぽや電気毛布で“布団を温めておく”のがコツ。
眠り始めたら外して、「寝る時は少し涼しい」状態を保つのがベストです。
足元:着圧が強すぎない靴下(シルク・綿素材)
腹部:腹巻き or 腹部サポーターで内臓を保温
寝巻き:吸湿発熱素材よりも通気性・保温バランス重視(綿・ウール混)
特に足首とお腹を冷やすと体全体の血流が滞りやすいため、守る位置を意識しましょう。
白湯・ハーブティー・しょうが湯などを少しだけ。
冷えが強い人は、シナモン・黒豆茶・カモミールなど代謝を促すものがおすすめ。
※カフェインは逆効果なので注意。
冷え性対策は夜だけでは不十分。
朝に光を浴びて交感神経をON、軽いストレッチやスクワットで筋温を上げましょう。
体温リズムが安定すると、夜の冷えが自然に減ります。
④ 更年期・冷え性の方におすすめのプラスケア
鉄・たんぱく質の摂取(ヘモグロビンが熱を運ぶ)
ウォーキング・ヨガなどの軽運動(末梢血流UP)
マインドフルネス・呼吸法(副交感神経を高める)
寝る前のアロマ(ラベンダー・マジョラム・スイートオレンジ)
どれも副作用なく、体温リズムを整え、睡眠の質を高める自然な方法です。
⑤ “温める”より“巡らせる”意識を
多くの人が「とにかく温めればいい」と思いがちですが、
大切なのは 「熱を生み、循環させる体」 を作ること。
・入浴で温めて
・睡眠で回復し
・朝に動いて巡らせる
この24時間リズムを整えることで、夜の冷えも自然に改善していきます。
【まとめ】
寝る時の冷えは「体温を下げられない」ことが原因
深部体温リズムを整える入浴が最重要
湯たんぽ・腹巻き・衣類の素材選びで“冷やさない”
朝の光と運動で自律神経をリセット
温めるだけでなく“巡らせる体”を意識する
「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。
Lifree株式会社では、ビジネスパーソン向けに
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