なぜ、メンタル施策や睡眠含む健康施策に従業員は参加してくれないのか?
皆さんこんにちは!スリープコーチのサトウ未来と申します。
私はこれまで180社10万人以上の睡眠に悩むビジネスパーソンを、
朝からスッキリ目覚め、日中パフォーマンスを発揮できる状態を作れるようにサポートをしてきました。
企業で予算をつけ‘‘従業員のため’’に人事や健康推進担当が主導して
健康施策を行う企業も年々多くなってきました。
同時にこんな悩みも現場からはよく聞こえてきます。
・せっかく施策をしても従業員が参加してくれない。
・強制で集めてもその後の健康習慣に繋がらない。
そもそも強制でやっても意味ないよね。
・施策をやってみたけど、効果があるのかわからない。
・企画をしてみたものの、反応が悪くて次の施策の方向性に悩んでいます。
共通する失敗ケースとして、「施策を行う」ことがゴール設定となり
→従業員の巻き込みや「納得感を形成する」までに至らず→
よって効果測定も難しい→マネジメント層や経営層への成果報告にも
なかなか繋がらない。というパターンです。
もし、同様の状況で肩をがっくり落としている担当の方がいらっしゃったら、
落ち込まなくて大丈夫です!
最初から何の失敗や躓きもなく上手くいっている企業の方が少なく、
人事・健康推進担当や経営者の方も直ぐには上手くいかず、痛い思いをしながら
従業員のメンタルや睡眠、健康施策に取り組んでおられます。
では、なぜ従業員はメンタル施策や健康施策に参加のハードルがあるのでしょうか?
(1)「従業員は自分がメンタル不調者だという扱いを受けたくないし、周りからそういう目で見られたくもない」
※実際にストレスチェックにおいても高ストレス者の6割が面談を拒否しているという
調査報告が出ています(2019年 ニッセイ基礎研究所の調査より)。
(2)「アンケートや調査など情報を吸い上げられるが、その後のフィードバックや施策
従業員自身にとってのメリットがないままで終わっている」
(3)「これまでの健康指導は、「運動や食事を控えるなどハードルが高い」
「個別最適な内容ではなく一般論の内容に留まっているため参考にし辛い」
「今日から手軽にできるような実践スキルが少ない」ので行動に移されない」
(4)「参加しやすい時間に設定されていない」
上記に挙げたのは一部分になりますが(1)のような従業員の心理状況、
そして(2)のような一方通行の施策やコミュニケーション、
また(3)のようなソリューション内容、さらに(4)のような物理的な環境設定を
工夫していかなければなりません。
これらは従業員(受け取る側)にとって参加したくなる、
もしくは納得感を形成する大きなモチベーションや要因になります。
では、どのように従業員の「参加感、納得感」を形成していくと良いでしょうか?