このたび、ITmedia エグゼクティブ勉強会(ライブ配信開催)において
弊社の睡眠 講師・上級睡眠健康指導士の角谷リョウが登壇いたしました。
角谷は、16万人以上の日本人データを活用し
睡眠改善をサポートしてきた経験をもとに、2024年10月に上梓した
著書『超熟睡トレーニング』に基づき、
自力で睡眠を改善するための実践法について講演を行いました。
睡眠不調は経済損失20兆円、企業にとっても喫緊の課題
角谷は講演内で「日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、
OECD加盟国平均より約1時間少ないが、問題は“時間”ではなく“質”である」と指摘。
日本人の睡眠満足度は世界ワースト1位であり、
その結果として経済損失は年間20兆円にのぼると解説しました。
特に、睡眠の質を左右するのは「深いノンレム睡眠」。最初に深い眠りに入り
バランスよく睡眠リズムを刻むことが、心身の回復につながると強調しました。
睡眠の質を下げる要因と改善アプローチ
日本人の睡眠の質を悪化させている大きな要因として、角谷は
「いびき・睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と「不眠症」を挙げました。
特にSASは成人男性の4人に1人が抱えており
交通事故や生活習慣病のリスクを高め、生命予後にも大きな影響を及ぼします。
角谷は、SAS改善には医療的治療(CPAP)に加え、
生活習慣改善やトレーニングでの自力改善が有効であるとし、
以下の5つのステップを紹介しました。
計測による見える化
CPAPやマウスピースの使用
体重管理(減量)
舌根トレーニング
マウステープでの鼻呼吸トレーニング
定期的に計測と改善を繰り返すことで、睡眠の質を根本的に向上できると解説しました。
まとめ
今回の登壇では、「睡眠時間」よりも「睡眠の質」に注目し、
企業や管理職がどのように取り組むべきかを専門的かつ実践的にお伝えしました。
睡眠改善は個人の健康だけでなく、企業の生産性や健康経営の推進にも直結するテーマです。
弊社では今後も、企業向け睡眠セミナーや睡眠改善プログラムを通じて
社員の健康と組織の成長をサポートしてまいります。
「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。
Lifree株式会社では、ビジネスパーソン向けに
パフォーマンスを最大化するための睡眠改善プログラムを提供しています。
睡眠の質を高め、日中の生産性を向上させる具体的な方法を知りたい方は
ぜひLifree株式会社までお問い合わせください。