みなさん、こんにちは!!
睡眠改善に興味を持ってくださっている経営者や人事の方々の中には、
40〜60代の方々が多くいらっしゃいます。
そして、私どもの経験上、健康に関するターニングポイントがあるのが50代の生活習慣なんです。
みなさんの中にも、なんだか最近体の調子やリズムが以前と大きく変わってきたなぁ、なんて思ってる方もいるかも知れません。
そこで今回のコラムは、年齢を重ねるごとに変化する睡眠のこと、
ずばり、なぜ人は年をとると眠りが浅くなってしまうのか?
について少し考えてみたいと思います。
実際に、年を重ねるにつれ睡眠の質や量に変化を感じる方々は多いです。
特に睡眠の深さや夜間の目覚めに問題を抱えることが多く、浅い睡眠が増える傾向にあります。
これは、年齢に伴う身体的・生理的な変化や環境要因が影響していると考えられるのですが、
そうした年をとると睡眠が浅くなる理由を以下で詳しく説明していきます!
まず第一に、年齢とともに睡眠の構造に変化が生じることが挙げられます。
一般的に、成人が健康な睡眠を取るための基礎になっているのが、90分から120分の周期で繰り返される「睡眠サイクル」です。
この睡眠サイクルは、浅い睡眠(非REM睡眠)と深い睡眠(REM睡眠)の交互に現れる一連の段階で構成されています。
しかし、この睡眠サイクルは、年齢とともに深い睡眠の時間が短くなり、浅い睡眠の割合が増える傾向があるんです。
これは脳や神経系の働きの変化によるもので、睡眠の質が低下する要因となります。
例えば、年配の人々は、一晩の内に何回も目が覚めてしまうような経験が増えたと感じるようになることが多いです。
これは、睡眠の断片化と呼ばれ、夜間に何度も大きく睡眠が中断されてしまうことが原因です。
このような覚醒の要因となっているのは、体の不快感や痛み、頻尿などの身体的な問題である場合もしばしば。
あるいは年齢とともに昼夜のリズムや体内時計の変化も影響し、早朝に目が覚めることが増えることもあります。
また年齢とともに、必然的に身体の機能やホルモンバランスが変化します。
特に、睡眠を促すとされるホルモンがメラトニンです。
加齢とともにこの睡眠に関連するメラトニンの分泌量が減少するため、睡眠の質や量に影響が与えられることがあります。
眠りにつきにくいなどの変化はこのためかもしれません。
また、年齢とともに身体の代謝率が低下し、体温の調節が困難になることも睡眠の浅さにつながる要因となります。
年をとると、生活環境や社会的な要因も睡眠に影響を及ぼすことがあります。
例えば、年を重ねるごとに身体は、各部位の不快感や慢性的な疾患を抱えることが多く、これらが睡眠の質に悪影響を及ぼすことになります。
その他にも、就寝環境の変化や生活の変動、ストレスなども浅い睡眠を引き起こす可能性があります。
若いうちはレジリエンス能力も高く、無理をして体をごまかすことができていたのかも知れませんが、50代の身体は正直で、より気をつかったケアが必要となるのはこのためです。
こうして見ると年をとると睡眠が浅くなる理由もたくさんで、
やはりその変化には避けがたい部分もはやりあります。
しかし、年齢とともに体が変化するのは当然で、だからこそ自分自身の体と適切に対話していくことを続ける必要があるとも言えます。
そこで、年齢による睡眠の変化は当然個人差がありますが、健康な睡眠を維持するためには、以下のような対策が有効と言えます。
・定期的な運動や体力維持の取り組み
・健康的な生活習慣の維持(バランスの取れた食事、ストレス管理)
・快適な睡眠環境の整備(快適なマットレスや枕、静かで暗い部屋)
・睡眠の規則正しいリズムの確保
・睡眠前のリラックスやストレス軽減のための活動(入浴、瞑想、リラックス音楽など)
年齢とともに睡眠が浅くなることは自然な変化ですが、適切な対策を講じることで、質の高い睡眠をサポートすることができます。
そして、適切に大切にケアをしてあげることで、私たちの体はより長く、強く、元気に動き続けることができるのは確かです。
そんな働き続けるみなさんの健康を考える一助となれれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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