健康経営で「睡眠」が成果を分ける理由 ― 制度止まりにしない睡眠施策の設計とは

こんにちは、睡眠コーチの miku です。

健康経営は今や、多くの企業にとって
「やっているかどうか」ではなく「成果が出ているかどうか」
が問われるフェーズに入っています。

運動施策、食事改善、ストレスチェック、メンタルヘルス研修――
さまざまな取り組みを実施しているにもかかわらず、

・健康経営認定が取れない
・一度は認定されたが更新で評価が伸びない
・施策はあるのに、社員の変化が見えない
・次に何を足せばいいか分からない

こうした悩みを抱える人事・健康経営担当者の方は少なくありません。

その背景には、
多くの企業で見落とされている「睡眠」という盲点があります。


本記事では、
・なぜ健康経営で睡眠が重要なのか
・なぜ他の施策だけでは成果が出にくいのか
・なぜ睡眠が認定・更新・生産性に直結するのか

を、企業の睡眠改善支援を行ってきた
Lifreeの現場視点
から解説します。

 

 

健康経営における「睡眠改善」の本当の位置づけ

睡眠は、単なる「休息」ではありません。
働く人のパフォーマンスを左右する、最も基礎的な生理行動です。

睡眠不足が続くと、
・判断力・集中力の低下
・ミス・事故の増加
・感情コントロールの低下
・メンタル不調
・休職・離職リスクの上昇

といった問題が、確実に現れます。

重要なのは、これらが
個人の問題ではなく、企業の生産性・安全性・持続性に
直結する経営課題
だという点です。

 

健康経営の評価軸も、
・長時間労働の是正
・プレゼンティーイズム対策
・メンタル不調の予防
・行動変容の実効性

へとシフトしています。

つまり、睡眠は「あれば良い施策」ではなく
「成果を左右する土台」
になっているのです。

 

 

 

日本企業はなぜ「睡眠課題」を抱えやすいのか

日本人の睡眠時間は世界最短レベル
国際比較を見ると、日本人の平均睡眠時間は主要国の中でも最短水準にあります。

長時間労働、通勤時間、夜型生活、スマートフォンの普及などが重なり、
慢性的な睡眠不足が“当たり前”になっている社会構造が存在します。

 

日本企業特有の働き方と睡眠不足

・残業が評価されやすい文化
・「忙しい=頑張っている」という価値観
・管理職ほど睡眠時間が削られる構造

こうした背景により、
睡眠不足が問題視されにくい環境が続いてきました。

 

業種・職種による睡眠リスクの違い

・シフト制・夜勤のある業種
・IT・コンサルなど高負荷業務
・管理職・専門職

業種・職種によって睡眠課題の形は異なりますが、
「睡眠が削られている」という点は共通しています。

 

 

睡眠不足が従業員の生産性・メンタルに与える影響

睡眠不足の最大の問題は、
欠勤よりも「出社している不調」=プレゼンティーイズムです。

 

見えない生産性低下
研究では、睡眠不足により
生産性が最大20%低下することが示されています。

これは、

・作業スピードの低下
・判断ミスの増加
・創造性の低下

といった形で、日常業務に静かに影響します。

 

経済的損失は個人ではなく「企業単位」

経済産業省の健康経営ガイドブックでは、
睡眠に課題を抱える社員1人あたり、年間約32万円の生産性損失が示されています。

100人規模の企業であれば、
年間3,000万円超の見えない損失が発生している計算です。

 

 

運動・食事施策だけでは限界がある理由

多くの企業で共通しているのが、
・健康施策の参加者が固定化している
・もともと元気な人しか参加していない
・本当に支援が必要な層に届いていない

という構造です。

 

特に、
・夜更かしが常態化している人
・ストレスで眠れない人
・日中ぼーっとしている人
・メンタル不調の予備軍

こうした層ほど、
運動や食事の施策には参加しない傾向があります。

 

一方、睡眠は全社員が毎日必ず行っている行動です。

・意識の高低に関係なく
・職種・部署に関係なく
・管理職・一般職に関係なく

「本当に届けたい層」に届く数少ないテーマ
これが、睡眠が健康経営の切り札になる理由です。

 

 

企業が導入できる代表的な睡眠対策と、その落とし穴

現在、多くの企業が以下のような施策を検討・導入しています。

・フレックスタイム制・勤務間インターバル制度
・パワーナップ・シエスタ制度
・睡眠研修・eラーニング
・睡眠トラッキング・データ活用

これらは有効ですが、
導入しただけでは成果が出にくいのも事実です。

 

よくある課題は、

・制度があるが使われていない
・研修はやったが行動が変わらない
・データはあるが活用されていない

つまり、
「知る」「作る」で止まり、「変わる」「続く」まで設計されていないのです。

 

 

Lifreeが考える「成果につながる睡眠改善」の設計

Lifreeでは、睡眠改善を
「知識提供」ではなく「行動変容の設計」として捉えています。

 

傾聴・判断で終わらせない実行支援
従来の産業保健体制では、
・カウンセラー:傾聴中心
・産業医:診断・就業判断中心
となりがちで、
日常行動の変化まで踏み込めないケースが多くあります。

 

Lifreeでは、
・睡眠 × 行動変容(CBT)
・小さな生活習慣の再設計
・現場に即した実行プラン
を通じて「分かる → 変わる → 続く」までを支援します。

 

数値で示せるから、評価に使える

睡眠改善は、
・睡眠指標
・日中の眠気・疲労度
・抑うつスコア
・プレゼンティーイズム
といった数値で変化を示すことができます。

これにより
・健康経営度調査票
・経営層への説明
・認定・更新資料

そのまま使えるストーリーを作ることが可能になります。

 

 

睡眠改善が健康経営の「認定・更新」に効く理由

・実効性が評価されやすい
・継続性を示しやすい
・投資対効果(ROI)を説明しやすい

睡眠施策は、
「やっている感」ではなく「成果」を示しやすい領域です。

そのため、
認定・更新で評価が伸び悩んでいる企業ほど、
次の一手として有効になります。

 

 

まとめ|次の一手に悩む企業こそ「睡眠」を見直す

・健康経営が形骸化する最大の原因は「睡眠の抜け」
・睡眠は最も届けやすく、最も成果に直結する
・プレゼンティーイズム対策の核心
・数値で説明できるから、評価される

「もう打ち手がない」
「何を足せばいいか分からない」

そう感じているなら、
次の一手は “睡眠” かもしれません。

制度ではなく、行動が変わる健康経営へ。
その設計を、Lifreeは支援しています。

 

 

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