「睡眠は8時間必要」という言葉をよく耳にしませんか?
私たちも多くいただく質問が「8時間寝れません」です。
人によって必要な睡眠時間は異なり、それを無視して「8時間寝なきゃ」と思い込むことが
逆に睡眠の質を下げることもあるのです。
今回は、最新の研究をもとに、自分に合った最適な睡眠時間の見つけ方について解説します。
米国国立睡眠財団(National Sleep Foundation)が発表したガイドラインによると、
成人の理想的な睡眠時間は 7〜9時間 とされています。
しかし、これはあくまでも平均値であり、すべての人に適用されるわけではありません(Hirshkowitz et al., 2015)。
例えば、6時間の睡眠でも元気に活動できる人 もいれば、9時間寝ないと疲れが取れない人 もいます。
そして、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)の研究によると、
個人の遺伝的要因や生活習慣によって必要な睡眠時間が異なることが明らかになっています(Yamashita et al., 2020)。
単に長く眠ることよりも、深い眠り(ノンレム睡眠)をしっかり確保できているか の方が重要です。
寝る時間を一定にする:毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、サーカディアンリズムが整うのです。
寝る前のスマホ・PCを控える:ブルーライトはメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を妨げ睡眠を後ろにずらしてしまいます。
適度な運動を取り入れる:日中に軽い運動をすることで、深い睡眠が促されます。
寝室の環境を整える:温度・湿度・寝具の快適さが睡眠の質を左右します。
「自分にとっての理想的な睡眠時間」を知るには、日中のパフォーマンスを指標にする のが最も簡単ですね!
✔️朝すっきり起きられるか
✔️日中に強い眠気を感じないか
✔️集中力や作業効率が落ちていないか
✔️体の疲れが取れているか
もし「7時間寝ても日中に眠くなる」「9時間寝ても疲れが取れない」と感じる場合は、
睡眠の質が悪い可能性があります。
「8時間寝なければダメ」という固定観念に縛られず、自分にとって最適な睡眠時間を見つけることが大切です。
まずは 日中の体調やパフォーマンスをチェックし、睡眠の質を向上させる工夫 をしてみましょう。
睡眠の質が向上すれば、たとえ睡眠時間が短めでも、スッキリと目覚め、
日中も快適に過ごせるようになりますよ。
無理に8時間にこだわらず、自分に合った睡眠習慣を見つけていきましょう!!
質の高い睡眠は、日々の生活習慣と環境の見直しから始まりますね!
上記の方法を実践することで、眠りの質が向上し、日中のパフォーマンスも高まる1つになるでしょう。
しかし、個人差があったり一般的に言われている改善ではなく個人に合わせた睡眠不足や不眠に悩む場合
専門的なサポートが必要となることもあります。
Lifree株式会社では、睡眠に関する専門的なアドバイスやサポートを提供しておりますので
お悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。