こんにちは。睡眠コーチのmikuです。
企業の健康経営が進む中で、「メンタルヘルス対策」は最も取り組むべき領域の一つとなっています。
しかし現場からは、こんな声をよく聞きます。
「ストレスチェックの結果で“悪い人”をピックアップしても、本人が受け入れず進まない」
「カウンセリングを案内しただけで“私はメンタルが弱いと見られてるのかも”と抵抗されてしまう」
そう、従来の“問題のある人を拾い上げる”スタイルでは、
社員を追い詰めてしまうリスクがあるのです。
そんな中「睡眠」からアプローチするメンタルケアが、より自然で、
成果にもつながるとして注目されています。
今回は、Lifreeが実際に企業に導入している“無理なく浸透する睡眠改善プログラム”の進め方をご紹介します。
現在、多くの企業がストレスチェックを実施していますが、
高ストレス者に面談を促す
必要に応じてカウンセリングや産業医の受診を案内する というフローが一般的です。
しかしこの方法では、以下のような問題が起こりがちです。
「あの人、呼び出されてたよ」と噂される
本人が“弱い人”と見られることに抵抗を感じる
上司が対応方法に困る、または腫れ物扱いしてしまう
結果として、“支援を届けたい人ほど受け取れない”という矛盾が生まれます。
睡眠は、
誰もが毎日行っていること
生活習慣として馴染みがある
パフォーマンスや健康と直結していて、関心も高い という点で、メンタルケアの“入り口”として最適です。
さらに、睡眠とメンタルの相関は明確です。
睡眠不足 → 感情の不安定、抑うつリスク増大
良質な睡眠 → セロトニン分泌、ストレス耐性アップ
つまり、“睡眠”を切り口にしたプログラムは、
「メンタルケアであることを前面に出さずとも、実質的にメンタルを整える」ことができるのです。
最も自然な導入方法は、まず全社員を対象に、
「パフォーマンス向上のための睡眠セミナー」を実施することです。
睡眠の重要性
現代人の睡眠課題
睡眠と集中力・感情の関係 などを科学的にわかりやすく伝えることで、
「自分にも関係がある」 「ちょっと見直してみようかな」 と社員の自発的な関心を引き出します。
セミナーの前には、簡単な睡眠セルフチェックを行い、 “自分の状態に気づく”体験を提供。
ここで前のめりな社員は、そのまま改善プログラムに移行する仕組みです。
► 悪い人をピックアップして声をかけるのではなく、 「前向きな人に手を挙げてもらう」ことが大切です。
またある企業では、以下のような導入方法を採用しています。
睡眠と判断力・リーダーシップの関係
自身の回復力・パフォーマンスの可視化
→ トップや中間管理職が体感し、行動が変わる
「上司も受けていた」「自分にも関係ありそう」
上から下への“自然な浸透”が可能に
このパターンのメリットは、
管理職が自らの健康課題に気づきやすい
部下への共感や理解が深まり、サポートしやすくなる
► 「問題があるから受ける」ではなく、 「教育・育成の一環として取り入れる」ことが
社内文化に馴染みやすいのです。
セミナーや管理職研修を経て、“全体の土壌”が整うと、
睡眠チェックで課題が見つかった方
ストレススコアがやや高いが自覚がない方
に対しても、「特別扱いではない形で支援を届ける」ことができます。
「睡眠を整えるプログラムがありますが、あなたも対象です」
→ これは“メンタルに問題があるから”ではなく、 “誰にでも必要な習慣改善”として受け止められやすいのです。
このアプローチにより、
支援が届きにくかった層にも手を差し伸べられる
“腫れ物扱い”ではなく、自然にフォローが可能になる
ストレスチェック“だけ”では限界がある
睡眠は誰にでも関係する“自然な入り口”
問題を表に出さず、改善まで導ける
管理職からの導入で文化として浸透しやすい
「社員のメンタルを支えたい」 でも「押しつけやレッテル貼りは避けたい」
そんな企業にこそ、 “睡眠”を活用したメンタルケア戦略がフィットしています。
「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。
Lifree株式会社では、ビジネスパーソン向けに
短時間睡眠でもパフォーマンスを最大化するための睡眠改善プログラムを提供しています。
睡眠の質を高め、日中の生産性を向上させる具体的な方法を知りたい方は
ぜひLifree株式会社までお問い合わせください。