- 導入企業:損害保険ジャパン株式会社
- 事業内容:損害保険の商品・サービスをお届けする
- 代理店の支援・サポート
- 導入者:甲信越・北陸・関東業務部 リーダー 加藤 拓様
- 目的:リーダーの育成・強い意志を持ったリーダーを作る
- 効果:不眠テスト57.2%改善 睡眠不足テスト28%
- ストレス値46.9%改善
- プレゼンティイズム60%改善/人
- Q.現在のお仕事の背景と課題感を教えてください。
- 弊社の営業の特徴として、商品・サービスをお客様にお届けするために代理店様をご支援・サポートすることが仕事になります。ですので、私たちはお客様のお顔を直接拝見することは少ないのですが、代理店様のサポートを遂行する以上、その先のお客様目線を持ってご支援・サポートをすべきという方針があります。しかし、なかなかその実感をもって「お客様は何を考えているだろうか」というところに思いが及ばず、代理店様の指導やサポートをしてしまっているという現状がありました。
- Q.これまで課題に対してどのようなアプローチを行ってきたのでしょうか?
- 2019年は世の中を知ると言うテーマで「志」とか「視座」をもっと高めて外界の事を学び、それを自分の仕事に取り組んでいく為の「視座アップセミナー」研修プログラムを本部内の社員向けに行いました。またマーケティングや財務知識などの専門知識を学ぶ機会を設定し、保険商品という枠から脱して、広く勉強していく人たちになろうということで研修や学びの機会を設定してきました。
- Q.その取り組みの成果と見えてきた具体的な課題はどんなことだったのでしょうか?
- 営業スタッフ・従業員は、研修に対して「本部が言うなら出るか…」というやらされ感が出てしまっていたんですね。
主体的・能動的に、自らが欲して自律的にそれを身に付けて何かに使おうという行動変容を促したかったのですが、なかなかそこへは結び付かず…。
研修で学んだことを職場に持ち帰って、みんなでワイガヤして気づきや話し合いをしたり、行動に移してみようというような、望む成果にはつながりませんでした。
これが2019年度の悩みでした。
- Q.本プログラム導入決定時に持たれていた仮説を教えてください。
- リーダーが強い意志をもってそれをメンバーに伝えていくことで、メンバーは「そうかもしれない」と考え、それで新しい行動に移すという仮説がありました。
しかし、どうしたら良いか分からなかった時にライフリーのサトウさんにお会いして確信しました。「これだな」と。
これまでの研修のようにただ「知る」という域から脱し、行動に転じ、それが習慣化していくという流れを作るにはやはり、リーダーが1番のキーマンなのだということに改めて気づいたのですよ。さらにリーダーを強い意志を持った人にしていくことに集中することで、その人が正しいこと言って、正しい行動に転じていけばメンバーもそちらの方向に動いていくのではないかなと、そういう仮説がありました。
- Q.更に具体的に御社の課題のどの部分にライフリーのアプローチが効果的と考えられたのでしょうか?
- 2019年に実施してきたことは知識のインプットと技術の習得でした。
実際に現場でチャレンジして適切なコーチングをリーダーがして、メンバーがそれを受けてもう一回やり方工夫して、さらに成功体験をつくっていくという、成功の循環(知る、やってみる、振返り、次へのアクション)が起こっていなかったことがこれまでの失敗というか、反省だったのではないかと気づかされました。
一番「ああ、なるほど!」と思ったのは『行動変容と習慣のステップ』です。
正しいことを正しく学ぶ、正しい知識を身に付けて正しい行動する、この繰り返しができるようになるということで変化が生まれることを教えてもらいました。
- Q.その他導入を決めたのはどのようなポイントでしたか?
- たまたまグループ会社がライフリーのプログラムを導入しているということを知り、人事部のマネージャーに話を伺いましたら「割と早い段階で変化が見られましたよ」という話を聞いて興味を持ちました。どんな変化かというと、会議ではネガティブに割と自分で抱え込んで持って帰って行っちゃうようなタイプの人が、受講し出してからポジティブな発想で議論を盛り上げていくという姿が見られた!と聞いて、さらに興味が沸きました。
人事のマネージャーが直接話してくれたこと、普段内向的な人が外向的に変化したという実話という2点でとてもインパクトがありました。
- プログラム導入後の実感について
- 損害保険ジャパン株式会社
関東業務部
担当部長
水谷 宜之様
- Q.受講者のコメント・反応で印象に残っているものは?
- やはり受講者は当初いつもの研修程度という印象だったようで「会社から与えられたもの」と思っているところがあったのですが、実際にプログラムが進むにあたって受講者が自分にとってプラスになるし、自分自身の行動が変わって、考え方も変わってパフォーマンスも本当に変わってきたんだなぁっていうことを実感している。という声があり、これは印象的でした。実際に受けてみて初めてわかるのかなとも思いました。
- Q.これまでの研修との違いはどんなことでしょうか?
- 今までの研修は知識を習得する、もしくは、スキル・技術を習得するというどちらかというと座学が中心でした。
今回は最初にしっかりとしたエビデンスのある知識を教えてもらった上で、2週間の体験と行動を確実に実行できているかということを皆で一緒にグループワークでのやりとりを通して情報共有してくことでお互いに切磋琢磨できて、「あの人がやっているのだったら自分もやらなきゃ!」というような刺激をもらい、チームで継続的に出来たことに意味があったと思います。
さらに「こんな効果があったよ!」ということをお互い共有し合えることで、やはり同じ様な経験・体験があったのだということを共有・交換できたことに、非常に意味があったのだと思います。
- Q.手ごたえを感じたのはどのタイミングでしたか?
- 開始した1回目は少し硬く「何が始まるんだろう?」という感じだったのですが、約2週間後の2回目には参加者の表情はもう変わっていたんです。
人によっては全体的な硬さも取れて、活き活きとしている姿がもう2回目からわかる感じでしたね。そのあとも顔つきがシュッとしていく人もいたり、自信にみなぎっている感じもあったり、講座と講座の間のSNSで のやりとりは我々オブザーブは参加はしてないですけれども、その中でも発言や言動がお互いをポジティブに励ます方向に変わってきていると講師の方から教えてもらったりして、都度すごいなと思っていました。
今年は新型コロナウイルスの影響もあり、いつもと勝手が違い、過去と比較するのは難しいところはあるのですが、リモートで受講者の様子を見ることができたのは良かったです。リモートだからこそ経験出来ることもあるだと感じました。
- Q.受講者が自ら変化していったポイントは何だと思いますか?
- プログラムのポイントの一つはリーダーの自尊心をうまく引き出したことがポイントだったのではないかと思いました。
リーダーが同じプログラムを受けている中でも、ある人はしっかりと成果ができている人を横目に見て、自分に少し足りないのかなっていうのを感じたり、評価される人がいない中で同じ目線で行っているのでいい刺激をもらうことができたのではないかなと思います。
加えて、それだけでなく、実際にプログラムを行うことで自分自身の体調や心・思考が変わっていくことも体験できていたと思います。
うまく複合的に重なって実際に自分がこのプログラムをやることで「ためになるな」っていう実感があったことも大きいと思いますね。
また実践中に自分の部下に「こんなことやってるんだよ」と伝えることで「いいですね!」と好反応があったり「〇〇さん、雰囲気変わりましたよ」というフィードバックもあったりして、こういった周りとの交流を経て、やはりこのプログラムはいいものなんだ、もっともっと真剣に取り組んでこうと受講者自身が前向きな気持ちになっていったんだと思います。
- Q.受講したリーダーたちには何が起きていたのでしょうか?
- 私なりの分析としては、自分が部下を変えてそれがリターンで返ってくるのではなくて、まずは自分を変えることが重要ということが実感できる内容になっていたのが良かったと思います。チャレンジして、結果が出て嬉しい、という良いサイクルを回すことで、もっとやりたくなるのですよね。
あとは、健康オタクと言われるような素人に言われるのではなく、専門家の確かなエビデンスのある知識を得て仲間と一緒に実践して創っていく、そうすると褒められるし、励まされる。
リーダーになると多分褒められたり、励まされたりすることがないのですよね。
だけどやっぱ人間ですから、見られたり褒められたりすることは嬉しいものですよね。
それがすごいいい循環で回っていくのだと思うのですよね。
以前のように辛いけど、歯を食いしばって頑張ろう!みたいな感じではなく
軽い感じで「やってみようかな?」と思えて、やってみたら自分の体にすぐ変化が表れて、体調にもすぐ反映されて良いことがわかるし、しかも、そのプロセスを褒めてもらえるというような、そういう循環じゃないかなと思うのです。
それと、専門家と仲間とやるっていうのがキーですかね。
そういう循環が回るからこそ一人一人が行動変容するのではないかなと思います。
- Q.オブザーブしていて1番驚いたことはどんなことですか?
- 受講しているメンバーがリーダーということでいろいろな経験を持っている人たちなので、自分が納得しないと伝えるということはしないメンバーがほとんどなのです。でも、自分にとってすごく意味があったプログラムだったから自分の部下やメンバーともそれを一緒に受けてみたい、享受したいと本音で思っていると感じ、驚きました。受講者自身がこのプログラムの良さを理解できているのだなと改めて感じました。
- Q.今後、こうなればいいなと思うことはありますか?
- 最終的には職場で働いている皆が幸福感あふれる状態になれたらと個人的に思っているのですが、このプログラムを取り入れることで、もしかしたらそこに近づいているのではないかなと思います。
最終的にはみんなハッピーに働いて、代理店様にもハッピーになっていただいてもちろんその先にいるお客様にも伝播していけるのではないかと思います。
行っている事業も損害保険事業なので、苦しい時にただお金を渡すのではなくて、皆さんにハピネスを届けられる事業に繋げていければと思います。
そういう一人一人がハッピーになるというのが最終的に目指しているところでもあります。
今回このプログラムに参加したメンバーが転勤になってしまっても、ここで学んだリーダ〜たちがどこ行っても、ハピネスあふれるチームづくりができてこのプログラムの核を普及していければいいなと思っています。
その人数が多ければ多いほど、ハピネスの浸透速度が速まっていくのではないかと思っています。
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