「布団に入っても、なかなか眠れない…」
「眠れていないなら、ただ横になっていても意味ないんじゃ?」
そんな風に感じたことはありませんか?
実は、眠れていなくても“横になっているだけ”で、脳や体はある程度休息をとっているのです。
とはいえ、睡眠と休息はまったく同じではありません。
この記事では、「横になるだけで本当に休めているのか?」「それで睡眠不足は補えるのか?」という疑問に
睡眠の専門家としての視点からお答えしていきます。
まず、私たちの体は「眠っていない=ずっと活動している」というわけではありません。
布団の中で目を閉じ、じっとしているだけでも、以下のような“休息モード”に入ることができます。
脳波的にはリラックス状態に近づく
目を閉じて静かにするだけでも、脳波はα波やθ波へと変化し、リラックスした状態に近づきます。
これは、軽く瞑想をしている時にも似た状態です。
副交感神経が働きやすくなる
横になると心拍数や血圧が自然と下がり、自律神経が“休息モード”に切り替わります。
これは身体の修復や回復にとってもプラスに働きますよ!
内臓や筋肉の活動が落ち着く
消化器官や筋肉も、横になってじっとしているだけでエネルギー消費が抑えられ、
疲労回復の助けになります。
つまり、「眠れていないけど、横になってるからムダ!」と焦らなくてOKなんです!!
むしろ、その焦りが交感神経を高めて、より眠れなくなることも。
ただし、横になるだけでは補えない機能があるのも事実です。睡眠には、ただの休息以上に深い役割があります。
記憶の整理や学習の定着
睡眠中、特にノンレム睡眠の深いステージでは、脳内で記憶が整理され、重要な情報が定着します。
横になっているだけでは、このプロセスは起こりません。
ホルモンの分泌と体の修復
成長ホルモンなど、身体の修復を促すホルモンは“熟睡している時”に最も分泌されます。
見た目や免疫力にも関係する重要な要素です。
慢性化するとパフォーマンス低下に
毎日「眠れなくても横になっていればOK」で済ませていると、集中力・判断力・感情コントロール力が
徐々に低下していきます。
つまり、「休める部分はあるけど、睡眠とは別物」。
だからこそ、“眠れない夜が続くなら対策を取る”ことが大切なのです。
では、実際に「今日は横になるだけでもいい日」「今日はちゃんと寝たほうがいい日」は
どう見分ければよいのでしょうか?ここにヒントがあります。
ストレスが強い日や、ちょっと疲れたくらいなら◎
精神的に疲れているけど、体力的にはそこまでではない日は、横になるだけでも副交感神経が整い、
回復に向かいやすくなります。
風邪の引き始めや大事な日の前はしっかり眠るべき
免疫力が落ちたり、脳をしっかり働かせたい時は、“質の高い睡眠”が不可欠です。
「ただ横になっていればいい」は通用しない場合が多いです!
「眠れなかった日」よりも「翌日の過ごし方」が重要
一晩眠れなかったとしても、その翌日に軽い運動をしたり、日中の光を浴びたり、
夜にリラックス時間をつくるなどの工夫でリカバリーは可能です!
まとめ:焦らず、でも放置せずに!眠れない夜の“正しい向き合い方”を
眠れない夜に「どうしよう」と焦ってしまうと、それがさらに睡眠を遠ざけてしまいます。
そんな時こそ、横になるだけでも体や脳にはメリットがあるという事実を知っておくことで、
気持ちはぐっとラクになります!
ただし、長く続くようなら「睡眠習慣の見直し」や「セルフケア」が必要。
焦らず、でも放置せず、睡眠と上手に付き合っていきましょう。
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