「健康セミナーを企画したのに参加者が集まらない」
「福利厚生で運動や睡眠の講座を用意しても、参加率はいつも同じ顔ぶれ」
健康経営を推進する企業の多くが、こんな悩みを抱えています。
社員の健康を守りたい、働きやすい環境を整えたいという想いで企画した施策が、
“誰にも届いていない”という現実。
実際に弊社への相談でも、
「せっかく用意したのに全然参加されなくて…」という声が後を絶ちません。
この記事では、なぜ健康施策が社員に届かないのか?
その根本原因を“届け方”という視点から紐解き、参加率を高めるための具体策をご紹介します。
「こんな機会を用意しました。受けてください」というトップダウン型の案内。
社員にとっての“必要性”や“タイミング”が無視されがち。
例:「〇月〇日にセミナーを行います」だけでは、自分ごと化されない。
繁忙期や締切直前など、スケジュールの配慮がされていない。
社員の中には「興味はあるけど時間がない」と感じている人が多い。
“良い内容”より“今見られるかどうか”の方が行動に直結。
ポスターやメールのみで完結。対話がない。
見る・聞くことはできても、「それでどうする?」が曖昧なまま。
行動変容には双方向の仕掛けが必要。
社内で睡眠講座を開催。テーマは「睡眠と集中力」。
告知はポスターとメール1本のみ。
結果:数名の参加に留まり、現場からは「仕事の合間に行けない」の声。
→ “誰のための施策か?”が伝わっていなかった。
健康経営の一環で動画コンテンツを作成し、イントラに掲載。
視聴率10%以下。メール案内もスルーされた。
配信時期は繁忙期で、社員の関心は“業務以外”になかった。
→ タイミングと動線設計の失敗。
施策のスタートは「企画」ではなく「社員が動く瞬間」。
例:「昼休みに〇分だけ」「業務前後の5分でできる」など、行動しやすさから考える。
セミナーなら“申し込み→当日→その後の変化”までをイメージする。
若手/中堅/育児中/管理職でニーズは違う。
例:「夜眠れない新入社員へ」「仕事に集中したいミドル層へ」「子育て中のママパパへ」
メールの文面・ポスターの一言・話すトーンも微調整すると反応が変わる。
抽選やポイント制などインセンティブも有効。
それよりも重要なのは「得られる未来のイメージ」。
例:「5分で寝つけるようになったら?」「朝の疲労が減ったら?」
→ 行動の先に“ワクワク”を描くことがカギ。
Slackや社内SNSで“リマインド+気づき投稿”
ただの通知でなく、気づきのシェアで社内ムーブメントを作る
動画+ミニアンケートの組み合わせ
視聴後すぐに行動できる“ワンクリックフィードバック”を挿入
テーマ別でターゲット分けした施策
例:「在宅勤務者向け」「子育て中社員向け」「リーダー職向け」
“健康に興味がない層”を動かすしかけ
面白さ・クイズ・匿名投稿などで“心理的バリア”を下げる
健康施策が届かないのは、
「どう届けるか」がズレているかもしれません。
忙しい中でも行動できる余白をつくる
自分ごととして伝える導線を設計する
視聴・参加・共感・変化までを流れで考える
これらを意識するだけで、同じ内容の施策でも“届き方”が大きく変わります。
「仕事が忙しくて睡眠時間を確保できない」「寝ても疲れが取れない」という方は、
睡眠の専門家に相談することで解決策を見つけることができます。
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