皆さんこんにちは!スリープコーチのサトウ未来と申します。
私はこれまで180社10万人以上の睡眠に悩むビジネスパーソンを
朝からスッキリ目覚め日中パフォーマンスを発揮できる状態を作れるように快眠のサポートをしてきました。
今回は、会社で従業員向けに健康施策や睡眠サポートの企画をする際
担当者がついやってしまう!
よくある失敗実例をご紹介していきます。
従業員にとっても会社が健康や睡眠を支援してくれることで仕事だけでなく、
プライベートへも好影響が及ぶため非常に良い側面がありますが、
最初のスタートをどういった手順のもと進めていくかは大きなポイントになります。
是非こちらを見ていただいた人事担当者、もしくはこれから施策を進める人は
落とし穴に注意してみてください。
これまでお伝えしてきた通り睡眠にはストレス、またうつ症状との相関が研究で出ています。
しかし、ストレスチェック同様に「私はメンタルが不調です!」と社内で自ら手を挙げて、
なかなか言えないものがあります。
そしてこのシャッター、一度閉まると信頼回復をすることに時間がかかるため、
さぁ次なる施策が大変なのです。
これから企画する方は、ぜひ参加しやすい角度からアプローチをしてみてください。
会社で健康経営や健康施策のリーダーや推進チームになる人は、
どのような人が担っているでしょうか?
一見、下記のような方が適任だ!とされやすいのではないかと思います。
・健康意識が高い人
・週2以上趣味でフィットネスジムやランニングなどを行い、
何の抵抗もなくできてしまう人
しかし、私たちは、上記のような人だけでのチーム構成はお勧めしません。
会社側としては、健康に対して自ら積極投資をしてない従業員こそ
良いコンディションを作り心身を安定させ、パフォーマンスを発揮して欲しい!
参加してほしい!いわゆる「健康意識が高くはない層」を巻き込んで行きたいのではないでしょうか?
施策を考える際にも「健康意識が高くない層」の従業員が、
どんな内容やどんな企画であれば参加しやすいか、
「健康意識が高い層」には見えていないポイントを知っている人が中心、
もしくは巻き込んで進めていくことを推奨しています!
そうすることで本来、会社で施策をする意味が出てくるのではないでしょうか。
「健康意識が高い層」の人たちは、既に自ら健康に積極投資をしているので、
もはや会社がサポートをする幕もないくらい自己管理意識が高い人たちです。
睡眠や健康施策について、会社側が1番変えたい!変化して欲しい!
そう願うのは、健康に前向きではない2:6:2で言う最後の2(下記の非自律的人材)
の人たちではないでしょうか。
一般的に、組織の構成比は下記になります。
・「上位20%(自律的人材20%)」
・「中位60%(伸び代人材60%)」
・「下位20%(非自律的人材20%)」
とはいえ「自律的人材」は既に自ら健康投資を積極的に行っている人も多く、
関心は高いけれど、さらに引き上げることで「伸び代人材」との温度差が大きく
開いてしまい、組織としてはギャップが大きくなり分断しかねません。
最初のファーストアプローチとして狙っていくのは、
これまで実際にクライアント企業をサポートする中でも
「組織全体のレベルアップ」を考えた時には有効なアプローチだと確信しています。
他にも導入サポートを行う上で「これは失敗だな……よくないアプローチだった」と
身を持って体験したことをまだまだお伝えしていきたいのですが、
次は人事担当者が施策を成功させるためのポイントもお届けしていきます。
現在、上場企業は人的資本開示が義務化されたことによって従業員への
健康やエンゲージメント向上に対して施策をしないといけない状況になってきました。
そうすると、会社側のメリット(企業価値の向上、採用や企業ブランディング、資格取得に向けて)を
前面に出して従業員に伝えてしまいがちですが、従業員は受け取る用意ができていない上に
「また会社のメリットのために何かやらされる……」という抵抗勢力を
生み出してしまうことにもなってしまいます。
健康経営優良法人やホワイト500なども
一方、従業員へ取組みのメリットや会社として大切にしたいことを伝え、
従業員の困っていることの調査・リサーチ、そのフィードバックや改善施策まで届けている企業は
結果的に施策が成功しています。
ここでいう成功とは、数値改善等につながって費用対効果を得られた!という
手前の「まずは従業員が喜び、施策が受け入れられている」という1歩目です。
これまでの健康施策は「指導するもの、されるもの」「やらないといけない、やらされる」
という概念がまだまだあると現場からも感じています。
病気をして入院等で管理をされた人でも一歩外に出ると指導や管理は持続性を担保されません。
ましてや忙しく働くビジネスパーソンからすると「指導、やらされ感」には限界があるのです。
今回は、実際の現場で起きている失敗実例と成功のヒントを交えてお届けしました。
そして「会社・担当者・従業員が三方良し」になれる施策として、
睡眠改善は大きなメリットと良い影響を及ぼしています。
ぜひ従業員エンゲージメントの向上、健康施策を考えている担当者の方には
「睡眠改善」に取り組まれることをお勧めします。
実際に睡眠セミナーを取り入れようとした場合、どこの企業に依頼すれば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが、Lifreeの手掛ける睡眠セミナーです。
Lifreeは、“健康格差をなくすために、誰もが健康において自律できる世界を創る”を存在意義として掲げる企業です。
独自設計された睡眠プログラムは、数値改善をするだけではなく
従業員自身が前のめりになり積極的に参加いただき好評を得ているプログラムになります。
最初に従業員への調査を実施し、その後一歩踏み出すためのセミナーを提供しており
160社以上、既に多くの企業がLifreeの睡眠セミナー・プログラムを導入し、成果を実感されています。